FAQ
freee会計に関するFAQ
カテゴリ一覧
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基本設定(freee会計)
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決算・確定申告
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証憑の取り込み
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受注・発注
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その他(freee会計)
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日々の取引登録
- 【個人】ポイントを使って経費を支払った際の処理方法
- 登録済みの取引を一括で修正したい
- 売掛金の消込方法について(明細あり)
- 売掛金の消込方法について(明細なし)
- 現金の売上を口座に入金した際の処理について
- 🎦重複した取引を削除したい
- 🎦取引を手動で登録したい
- 🎦登録済みの取引を一つひとつ修正したい
- 🎦明細を手動で登録したい
- 🎦前期に発生した取引で、支払いを行ったのが今期だった場合の処理方法
- 🎦クレジットカードの口座がマイナスになってしまう
- 毎月入ってくる決まった金額の明細を自動で取引登録したい(自動登録ルールの作成)
- 🎦支払手数料が引かれた金額の売上げを登録したい
- 取引先・品目・部門・メモタグ・備考を設定したい
- 【個人】「事業主貸」「事業主借」とはなんですか?
- クレジットカード口座の残高がずれてしまっている
- 作成済の自動登録ルールを編集したい
- 不要になった自動登録ルールはどうしたらいいですか?
Q【個人】「事業主貸」「事業主借」とはなんですか?
プライベート資金の出入りを、事業の損益に影響しないよう処理するための勘定科目です。
「事業主貸」「事業主借」の考え方
事業用の口座からプライベートの支払をした場合の勘定科目は「事業主貸(ジギョウヌシカシ)」になります。事業主の自分が、プライベートな自分に、お金を「貸した」という考え方です。
反対に、事業用の口座にプライベート資金を入金した場合や、プライベート資金から事業の経費を支払った場合は「事業主借(ジギョウヌシカリ)」になります。事業主の自分が、プライベートな自分に、お金を「借りた」ということです。
「貸(かし)」「借(かり)」の主語は「事業主」として考えます。
「事業主貸」を使用するケース
次のような支出は、すべて「事業主貸」を勘定科目とします。
■事業の売上として得た現金を自分の生活費に充てた
■事業用のクレジットカードで、プライベート用のものを購入した
■事業用の銀行口座から、生活費を引き出した
■事業用口座から事業主自身の社会保険料、所得税、住民税、医療費を支払った
「事業主借」を使用するケース
次のような入出金は、すべて「事業主借」を勘定科目とします。
■事業用口座の資金が足りなくなったので、個人の預金口座から入金した
■事業で使うコピー用紙を個人事業主の財布から支払った
■事業用口座に利息150円がついた
freee会計への登録方法
■事業主貸を使った取引登録
(例)11/4に自身が使う生活費として80,000円を事業用現金から引き出した
- [取引] >[取引を登録]をクリックします。
(本操作で登録される仕訳)
発生日 | 借方 | 貸方 | ||||
勘定科目 | 金額 | 税区分 | 勘定科目 | 金額 | 税区分 | |
2022-11-04 | 事業主貸 | 80,000 | 対象外 | 現金 | 80,000 | 対象外 |
■事業主借を使った取引登録
(例)11/4事業で使う封筒を購入したが、事業用の資金を手元に持っていなかったため、プライベートの財布から現金で支払った
- [取引] >[取引を登録]をクリックします。
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口座を「プライベート資金」で登録します。こうすることで、プライベートのお金(事業主借)で支払った取引ということが記録されます。
(本操作で登録される仕訳)
発生日 借方 貸方 勘定科目 金額 税区分 勘定科目 金額 税区分 2022-11-04 消耗品費 1,000 課対仕入 10% 事業主借 10,000 対象外
■銀行などの同期明細から「プライベートな入出金」として処理するための操作方法
- [取引] > [自動で経理]をクリックします。
- 「プライベートな入出金」として処理する明細に表示された[登録]ボタン横の[▼]をクリックします。
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[プライベートな入金として処理]または[プライベートな出金として処理]をクリックすると、自動的に事業主貸または事業主借で登録されます。
「事業主借」「事業主貸」の繰越処理について
事業主勘定には「貸した」「借りた」という言葉が入っていますが、返済する必要はなく、年度末に元入金に組み込むことで相殺します。
freeeでは、確定申告後に「年度締め」を行うことで、事業主借のプラス分と事業主貸のマイナス分が元入金に組み込まれます。
(例)
元入金10万円、事業主借3万円、事業主貸1万円がある状態で年度締めをすると、
翌年度に元入金が12万円(10+3-1万円)になります。